映画レビュー「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」涙涸れるまで。
1. 概要
(1)タイトル:ぼくは明日、昨日のきみとデートする
(2)公開日 :2016年12月17日
(3)ジャンル:恋愛
(4)監 督 :三木孝浩
2. あらすじ
京都の美大生・南山高寿(福士蒼汰)は、電車の中で福寿愛美(小松菜奈)に一目惚れする。連絡先を交換しようと声をかけ、駅のベンチで談笑する高寿と愛美。別れの際、なぜか愛美は涙を流す。翌日、動物園で絵を描いていた高寿のもとに愛美が訪れる。その絵を見て教室に張り出されるやつだ!とはしゃぐ愛美。その日は愛美と電話番号を交換し、別れの際、「南山くん」と呼ぶ愛美はまたも涙を流していた。告白したとき、はじめて手を繋いだとき、はじめて呼び捨てした時、ことあるごとに涙を流す愛美。15日目の夜、愛美が高寿の部屋に忘れていった手帳には、1日ずつ時が戻っていく奇妙な日記があった。愛美が抱える秘密とは一体、、、。
3. 登場人物
(1)南山高寿(福士蒼汰)
京都で風刺画を先攻している美大生。20歳。5歳の頃、池でおぼれかけたところ、女性に命を救われる。
(2)福寿愛美(小松菜奈)
20歳。高寿と会ってから、ことあるごとに涙を流す。初対面であるはずの高寿について前から知っているかのような発言がたびたびある。
4. 感想
愛美が涙を流す理由がわかった時、涙を我慢することが出来なかった。順風満帆に見えた恋がなんとも儚いものだとわかったとき、虚しい思いに駆られる高寿。それを乗り越え、二人に残された時間を精一杯大切にしようとする姿に胸が打たれる。物語は高寿目線で進んで行くが、秘密が明かされた後、愛美目線で描かれるシーンの鳥肌は必須。
2度3度楽しめる恋愛映画、筆者は涙が涸れました。
以上